開業にかかる費用と開業後にかかる意外な費用

行政書士事務所の開業って、物の仕入れがないとはいえ結構お金がかかります。登録費用の他に事務所の備品を揃えるのにもそれなりにかかります。

開業時の費用は人によると思いますが、私の場合、PCやプリンター、机などの備品は手持ちのもので始めましたので、座り心地のいい椅子と鍵付き書庫などを買い足したくらいです。
それよりも高くついたのが、書式セット、実務講座の費用、書籍代などです。行政書士は知識が商品です。ということで、右も左もわからないままとりあえず購入した次第です。

結果的に使っているかというと、書式セットはひととおり自分の事務所用に編集して、それだけです。(笑)
FAXの送付状など、すぐに使える物もありますが、業務を受任しない限り使わないものがほとんどです。ただ、各業務のヒアリングシートなどを1から自分で作るのは大変なので、収録されているものを編集しておいて、いざ相談を受けたときにすぐに使えるようにしておく安心感はあります。

書籍は、初めから色々買う必要はなかったな~と思います。実務講座を受けて1つの分野を深く学習するときに、その時必要なものを選んで購入すればいいと思います。

実務講座は、オンラインで学べるものを受講することにしました。そのほかに行政書士会連合会の研修サイトがあって登録が済めば自由に利用できます。感想は、役立つものもあればそうでないものもある、ですね。
学びの場としては、山形県行政書士会の場合、支部会の研修が年に1回、ワーキンググループという有志の勉強会がありますので、時間の許す限り参加して先輩方とお知り合いになっておくのがよいと思います。

話はそれましたが、費用の話に戻りましょう。
開業後予想以上に経費がかさんだのがプリンターのインク代です。

私は開業時、業務が忙しくなれば印刷物も増えるだろうし、そうなったらレーザープリンターにしようかな〜と呑気な事を考えて、一般家庭用のインクジェットプリンターを使っていました。ところが初月からインクの使用量が多く、月に2万円位かかっていました。

書士会の講座や民間の実務講座はオンライン受講なので資料を自分でプリントアウトするのですが、その分量が多くて、今まで使っていたカートリッジタイプのインクだと頻繁に交換する事になるのです。

これはまずいと思い、業務用のインクタンクタイプのプリンターをリースする事にしました。月数千円で、1,000枚までは印刷し放題という会社と契約しました。これは間違いなく経費削減になるはずです。インクをこまめに替える必要もないので、ストレスなくドシドシ印刷しています。

これから開業される方は、プリンターのリースを考えてみてはいかがでしょうか。