放課後等デイサービスの設備基準

放課後等デイサービスを開業するには、設備を整えた場所を用意する必要があります。

物件を購入したり、賃貸したりすると思いますが、物件を探す際にどんな所に気をつけたら良いか説明します。

放課後等デイサービスに必要な設備は、
・発達支援
・相談室
・静養室
・トイレ洗面
・事務室(必須ではない)
です。

1つずつ見て行きましょう。まず、発達支援室です。発達支援室は児童さんが活動するメインとなる部屋です。広さは指定権者によって違いがありますが、1人あたり3㎡〜4㎡のところが多いです。10人定員の場合30㎡以上必要という事になります。身体を動かす活動を取り入れたい場合は広めに設定するとよいでしょう。

次に相談室です。利用者さんの親御さんと面談して支援内容や日々の様子などを話す部屋です。プライバシーが保たれた空間である必要があります。

次に静養室です。具合の悪い児童さんや興奮している児童さんを休ませたりする部屋です。静養室は相談室と兼ねる事ができますので、スペースに余裕のない場合は検討しましょう。ただその場合も簡易ベッドなどを広げられる広さはあった方がよいと思います。

次にトイレ洗面です。指定権者によっては手すりをつけるよう要求されたりしますので事前に確認が必要です。

最後に事務室です。この部屋は条文上は必須ではありませんが、指定権者によっては必要としているところもあります。必須ではないとしても、日報をつけたり国保連への請求業務がありますので、デスクやパソコンを置ける部屋は必要かと思います。個人情報を扱うので、鍵付き書庫や金庫を備え付けましょう。

以上、設備基準の説明でした。物件探しの一助になれば幸いです。よい物件が見つかったとしてもリフォームする前には図面を行政に見せて確認することをお忘れなく。

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